本稿で使用する記号
記号 意味

A[ARC]

Aが文語的であることを示す。

A[VLG]

Aが口語的であることを示す。

*A

Aが実際にはなく、何かを論じる上で仮想的に記載していることを示す。

A > B, B < A

AからBへ導き出される、派生する、変化することを示す。

音と文字

ムルバリア語は、25個のラテン文字を用いて表記します。

ラテン文字

音価

英単語の例

A a

/ɑ/, /a/

Art, And

B b

/b/

Beer

C c

/k/, /s/

Cake, Center

D d

/d/

Direct

E e

/ɛ/, /e/

gEt, stAy

F f

/f/

Family

G g

/g/, /d͡ʒ/

Grand, languaGe

H h

(無音)

Hour

I i

/i/

Italia

J j

/d͡ʒ/

Journal

K k

/k/

King

L l

/l/

Long

M m

/m/

Mother

N n

/n/

No

O o

/o/

Orchestra

P p

/p/

Problem

Q(u) q(u)

/kʷ/

Question

R r

/r/

Red

S s

/s/, /z/

Study, roSe

T t

/t/

Table

U u

/u/

Ultra

V v

/v/

Victory

X x

/ks/

syntaX

Y y

/y/

You

Z z

/ʦ/, /z/

caTS, Zoo

母音 u o a e i 、半母音 y 、二重母音 aè

母音 u /u/, o /o/, a /ɑ/ または /a/, e /ɛ/ または /e/, i /i/ のほか、半母音 y /j/ 、 二重母音 aè /ɛ/ があります。

  • tu /ˈtu/ きみ、あなた

  • flos /ˈflos/ 花

  • andar /ɑnˈdar/ 行く

  • septeme /sepˈte.mɛ/ 7番目の

  • antique /anˈti.kʷe/ 古い、懐古趣味の

  • symphonia /symˈpho.ni.a/ 交響楽、交響曲

  • ros /ˈro.zɛ/ 薔薇(複数)

アクセント

ムルバリア語のアクセントの付け方は、強勢アクセントです。 たいていは後ろから2音節目にアクセントがあり、強く読みます。

  • li-ber-tas /liˈber.tas/ 自由

  • nu-mer /ˈnu.mer/ 数

後ろから1音節目や3音節目などにアクセントがあるケースもあります。

  • caf-fe /kafˈfe/ コーヒー

  • ve-ri-tas /ˈve.ri.tas/ 真実

j, v

j, v は ジャ音 /d͡ʒ/, ヴァ音 /v/ です。

  • jur /ˈd͡ʒur/ 権利

  • vin /ˈvin/ ワイン

c, g, q

c, g は、 -u, -o, -a, -y が続くときは カ音 /k/, ガ音 /g/ 、 -e, -i が続くときは サ音 /s/, ジャ音 /d͡ʒ/ に変化します。

  • cu /ku/, co /ko/, ca /ka/, cy /ky/, caè /ke/, ce /se/, ci /si/

  • gu /gu/, go /go/, ga /ga/, gy /gy/, gaè /ge/, ge /d͡ʒe/, gi /d͡ʒi/

gi の後にさらに母音が続く時、「ジ・ア」のように分けるのではなく、「ジャ」のように一つの音になります。 アクセントつき -í の場合は、分けて発音します。

  • giu /d͡ʒu/, gio /d͡ʒo/, gia /d͡ʒa/, gie /d͡ʒe/

  • gíu /d͡ʒi.u/, gío /d͡ʒi.o/, gía /d͡ʒi.a/, gíe /d͡ʒi.e/

q, g は -u とあわせて クヮ音 /kʷ/, グヮ音 /gʷ/ になります。 ただしアクセント記号つきの -é, -í が続くときは カ音 /k/, ガ音 /g/ になります。 なお、 q は必ず u を伴って qu の形で現れます。

  • quo /kʷo/, qua /kʷa/, que /kʷe/, qui /kʷi/, qué /ke/, quí /ki/

  • guo /gʷo/, gua /gʷa/, gue /gʷe/, gui /gʷi/, gué /ge/, guí /gi/

まとめると、以下のようになります。

/y/ ユ音

/u/ ウ音

/o/ オ音

/a/ ア音

/e/ エ音

/i/ イ音

カ、ガ音

cy /kj/, gy /gj/

cu /ku/, gu /gu/

co /ko/, go /go/

ca /ka/, ga /ga/

qué /ke/, gué /ge/

quí /ki/, guí /gi/

サ(スャ)、ジャ音

-

ciu /sju/, giu /d͡ʒu/

cio /sjo/, gio /d͡ʒo/

cia /sja/, gia /d͡ʒa/

ce /se/, cie /sje/, ge /d͡ʒe/, gie /d͡ʒe/

ci /si/, gi /d͡ʒi/

クヮ、グヮ音

-

-

quo /kʷo/, guo /gʷo/

qua /kʷa/, gua /gʷa/

que /kʷe/, gue /gʷe/

qui /kʷi/, gui /gʷi/

  • casa /ˈka.za/ 家

  • center /ˈsen.ter/ 中央の

  • difficil /difˈfi.sil/ 難しい

  • cotte /ˈcot.te/ 猫

  • ocul /ˈo.kul/ 目

  • navigator /na.vi.gaˈtor/ 案内人、ブラウザ

  • gens /ˈd͡ʒens/ 人々

  • maguíster /maˈgis.ter/ 主人、先生

  • guígas /ˈgi.gas/ 巨人

  • polygon /poˈly.gon/ 多角形

  • regula /reˈgu.la/ ルール、規則、法則

  • aqua /ˈa.kʷa/ 水

  • perqué /perˈke/ なぜ

  • quinqué /kʷin.ke/ 5(数字)

  • bibliothecaè /bi.blioˈθe.ke/ 図書館(複数)

h

h は無音になります。

  • homo /ˈo.mo/ 人

s

s は /s/ の音ですが、 /z/ に濁ることがあります。

  • casa /ˈka.za/ 家

  • case /ˈka.se/ 場合、ケース、格(言語学)

t

t は /t/ の音です。ただし、語末では無音になります。

  • cantant /ˈcan.tan/ (彼らは)歌う

th は /θ/ の音です。

  • bibliotheca /bi.blioˈθe.ka/ 図書館

  • thema /ˈθe.ma/ 主題、テーマ

x

x は /ks/ くす の音を表します。 このためムルバリア語において原則 « cs » の綴りが現れることはありません。

  • nox /ˈnoks/ 夜

k, y, z

k, y, z はギリシア語を主とした外来語で使います。 k は カ音 /k/ です。 c とは違い、 k はいつでも /k/ です。 y は ユ音 /y/ です。半母音といい、子音としても母音としてもふるまいます。 z は ツ音 /ʦ/ です。

  • Kibotos /ˈki.bo.tos/ 方舟

  • Mykene /mjˈke.ne/ ミュケーネ島

  • Kyoto /ˈkjo.to/ 京都

  • zero /ˈʦe.ro/ ゼロ

č, š, ž

č, š, ž はそれぞれ /t͡ʃ/, /ʃ/, /d͡ʒ/ の音です。 ほとんど、この音がある外来語(主にスラヴ系)を転写する時にしか使いません。

  • Pëtr Čaǐkovskiǐ ピョートル・チャイコフスキー (Пётр Ильич Чайковский)

  • Dmitriǐ Šostakovič ドミトリィ・ショスタコーヴィチ (Дмитрий Шостакович)

  • Leonid Brežnev レオニード・ブレジネフ (Леонид Брежнев)

名詞

名詞は基本的に語幹と語尾の2つの部分でできていて、 語尾は2つの数(単数、複数)と2つの格(直格、斜格)ごとに異なる形を持ちます。 語尾の形は大きく分けてA型、O型、E型の3種類の規則形があり、 さらにO型、E型は派生のOn型、En型があります。

A型

O型

On型

E型

En型

単数

直格

-a

-e

-e

-s

-s

斜格

-aè

-o

-o

-e

-e

複数

直格

-aè

-i

-a

-es

-a

斜格

-i

-i

-i

-i

-i

このように名詞やそれに準ずる語が語尾を変化させることを「屈折 (l’inflectiòn)」といいます。 この中で、単数主格が基本の形です。

また、名詞は屈折のパターンとは別に「性」という分類があり、 女性、男性、中性の3種類があります。 屈折のパターンと性の間には次の傾向があります。

  • A型 : 女性がほとんど、わずかに男性もある

  • O型, On型 : 男性がほとんど、わずかに女性もある

  • E型, En型 : 女性も男性も多い

次の名詞 : penna ペン (女性, A型), liber 本 (男性, O型), verbe 言葉 (男性, On型), flos 花 (女性, E型), nomen 名前 (男性, En型) の屈折語尾は以下のとおりです。

A型

O型

On型

E型

En型

単数

直格

penna

liber

verbe

flos

nomen

斜格

pennaè

libro

verbo

flore

nomine

複数

直格

pennaè

libri

verba

flores

nomina

斜格

penni

libri

verbi

flori

nomini

不規則形

単数直格形の規則形は、A型以外は、一応のところ語幹そのもの(語尾なし)ということになっていますが、実際にはかなり不規則です。 しかしながら、全く予想のつかない形になっているというわけではありません。 libr- > liber, nomin- > nomen など語幹そのままでは音韻上悪いため音を挿入・交替して調整されるケースや、 flor- > flos, voc- > vox (vocs) のように末尾を /s/ 音で締めるケースがよく見られます。

  • *voc- > vox 声

  • *reg- > rex 王

  • *flor- > flos 花

  • *noct- > nox 夜

  • *veritat- > veritas 真実

  • *tempor- > tempus 時間

  • *nomin- > nomen 名前

  • *homin- > homo 人

  • *ign- > ignis 火

また、音を維持するために形の上で不規則になる場合があります。 音の上ではむしろ規則的です。

  • amiqué /amike/ 友人 amico /amiko/, amiquí /amiki/, amiquí /amiki/

  • tergué /terge/ 背面、背中 tergo /tergo/, terga /terga/, terguí /tergi/

  • vox /voks/ 声 voqué /voke/, voqués /vokes/, voquí /voki/

  • rex /reks/ 王 regué /rege/, regués /reges/, reguí /regi/

辞書の見出し

辞書で、名詞の見出し (辞書形、lemma) は単数直格で書かれます。 その後に付加情報として文法性 (n.m : 男性名詞, n.f : 女性名詞) および残りの形が書かれます。 語の形は、単数直格(つまり見出し)が規則形であればそれで語幹がわかるため、それ以降は語尾のみが書かれます。 単数直格が不規則形である場合は、次の単数斜格形もフルスペルで書かれますので、ここで語幹がわかります。

  • penna 【n.f -aè -aè -i】 ペン

  • liber 【n.m libro -i -i】 本

  • flos 【n.f flore -es -i】 花

  • tempus 【n.m tempore -es -i】 時間

屈折しない名詞

外来語や頭字語など、屈折体系に当てはめずに不変化で使うものがあります。 辞書では « invar. » のように、不変化であることが書かれています。

  • caffe 【n.m invar.】 コーヒー

  • NATO 【n.m invar.】 北大西洋条約機構

複数形のみの名詞

形態の上で複数形しか持たない語があります。

  • Belgaè 【n.f Belguí】 ベルギー

このような語は、もともと単数・複数の形を持っていた語において、複数形の表すグループが独特の意味を指すようになったことから生じました。 したがって、基本的に固有名詞になっています。 また、形の上では複数形でも意味上は単数となり、文法的にも単数として扱います。

  • Belgaè se spectat (三人称単数) all’ocean atlantic. ベルギーは大西洋に面している。

ギリシア系派生

古典ギリシア語から直輸入した語はギリシア風の語形変化をある程度保ちます。 その形はA型、O型、On型、E型、En型に準ずるため、gA型、gO型、gOn型、gE型、gEn型とします。 親和性の高さから、イタリック祖語や印欧祖語から直輸入した語もこの変化に組み入れられることがあります。

gA型

gO型

gOn型

gE型

gEn型

単数

直格

-a

-os

-on

(-is)

(-is)

斜格

-ai

-oi

-oi

-ei

-ei

複数

直格

-ai

-oi

-a

-es

-ia

斜格

-ai

-oi

-oi

-ei

-ei

次の名詞 : σῠμφωνῐ́ᾱ > symphonia (女性, gA型) 交響楽, ᾰ̓́νεμος > anemos (男性, gO型) 魂, μῆλον > melon (中性, gOn型) 果実, πόλις > polis (女性, gE型) 都市, ὄνομᾰ > onoma 名前 (中性, En型) の屈折語尾は以下のとおりです。

gA型

gO型

gOn型

gE型

gEn型

単数

直格

symphonia

anemos

melon

polis

onoma

斜格

symphoniai

anemoi

meloi

polei

onomatei

複数

直格

symphoniai

anemoi

mela

poles

onomatia

斜格

symphoniai

anemoi

meloi

polei

onomatei

形容詞

形容詞は一つの語につき2性に対応するすべての語尾を持ちます。 その形は名詞に準じ、A/O型とE型の2通りあります。 形容詞の基本形は男性の単数直格です。

A/O型

E型

女性

男性

女性

男性

単数

直格

-a

-∅

-∅

斜格

-aè

-o

-e

複数

直格

-aè

-i

-es

斜格

-i

-i

-i

  • bon -o -i -i 良い

  • facil -e -es -i 簡単な、易しい

A/O型

E型

女性

男性

女性

男性

単数

直格

bona

bon

facil

斜格

bonaè

bono

facile

複数

直格

bonaè

boni

faciles

斜格

boni

boni

facili

用法は英語などと同様で、 名詞を修飾する用法と、 基本動詞 esser や star と組み合わせて述語的に用いる方法があります。 いずれも、結びつける名詞の性、数、格を一致させるように形容詞の形も変えます。

名詞を修飾する場合、通常は後ろに置きます。 前に置く場合は、結びつきが強く、一つの語のように感じさせられます。

  • femina magna 大きな女

  • magna femina 大女

基本動詞と組み合わせて、述語になります。

  • El flos bel est. その花は美しい。

ギリシア系派生

形容詞にもギリシア語由来の語形変化があります。

gA/gO型

gE型

女性

男性

女性

男性

単数

直格

-a

-os

-is

斜格

-ai

-oi

-ei

複数

直格

-ai

-oi

-ei

斜格

-ai

-oi

-ei

  • ἔσχατος > eschatos -oi -oi -oi 最後の、極致の

  • ἀληθής > alethis -ei -ei -ei 真実の、現実の

gA/gO型

gE型

女性

男性

女性

男性

単数

直格

eschata

eschatos

alethis

斜格

eschatai

eschatoi

alethei

複数

直格

eschatai

eschatoi

alethei

斜格

eschatai

eschatoi

alethei

冠詞

冠詞は、形容詞と同じ限定詞 (il detérminans) の一種であり、 名詞にかかって定性 (定/不定) を示します。 現代英語や現代ロマンス諸語と同様に定冠詞と不定冠詞を有します。 ムルバリア語は、通常、現代英語や現代ロマンス諸語と同程度に冠詞の使用を要求しますが、 使用を控えることで古典的・詩的な印象を醸し出すことも可能です。

冠詞の形は、かかる名詞の性・数・格に一致します。 形容詞に比べると、かなり単純化しています。

定冠詞

定冠詞は特定のものを指します。英語の the に相当します。

女性

男性

単数

直格

la

el

斜格

le

複数

直格

le

gli

斜格

gli

  • la mela (特定の)りんご

不定冠詞

不定冠詞 un は、不定の一つのものを表します。英語の a に相当します。 数えられる名詞の、1つのときに使います。

女性

男性

単数

直格

una

un

斜格

une

  • una mela (ある1つの)りんご

  • un liber (ある1冊の)本

不定のもので、数えられない名詞や、数えられるが数えずに群、集合体としてまとめて扱うような場合は、 無冠詞かあるいは量を表す名詞を de + 斜格 で修飾する形をとります。

  • un bicar de vino グラス一杯のワイン (ワインのグラス一杯)

冠詞による名詞化

形容詞に冠詞をつけると、その性質を有するもの/人を表す名詞として使うことができます。

  • Una mela me done, una magna. リンゴを一つくれ、大きいのを。

  • La mùsica amo. Praècipué la clàssica. 音楽が好きだ。特にクラシック。

  • Hoc una historia degli miseràbili. これは哀れな人々のお話。

定冠詞とその直後の語の結合

定冠詞の直後の語頭が母音 u, o, a, e, i のとき、 定冠詞は « l’ » の形に短縮されて直後の語に直接つきます。

  • l’ínsulaè (< le ínsulaè) japònicaè 日本列島

  • l’aèr (< el aèr) 大気

h は口語で無音になるため、口語では h を挟んでも結合します。

  • l’historia (< la historia) italiana イタリアの歴史

前置詞と定冠詞の縮約

前置詞に組み合わせる名詞が定冠詞を伴うことはよくあるので、 前置詞と定冠詞をひとまとめにした形があります。 これを冠詞と前置詞の縮約形といいます。

gli は …​e- につく場合以外は -lli の形になります。

el

la

le

gli

l'…​

a

al

alla

alle

alli

al'…​

in

nel

nella

nelle

negli

nel'…​

de

del

della

delle

degli

del'…​

su

sul

sulla

sulle

sulli

sul'…​

sott

sol

solla

solle

solli

sol'…​

con

col

colla

colle

colli

col'…​

  • Iste liber est scriptù delle linguaè latinaè (< De le linguaè latinaè). この本はラテン語について書かれている。

代名詞

人称代名詞

三人称は3つの性ごとにあります。 人称代名詞の斜格に所有・所属の用法はなく、代わりに専用の所有形容詞を用います。

一人称

二人称

三人称

女性

男性

単数

主語

io

tu

ella

il

直接補語

me

te

la

lo

間接補語

mei

tui

lei

lui

複数

主語

noi

voi

elles

直接補語

nos

vos

les

間接補語

nosti

vosti

gli

直格支配の前置詞に対して人称代名詞を合わせる場合、直接補語の形を用います。 ただし、一般名詞において a + 直格 の形で表される間接補語は、人称代名詞においては間接補語形を用います。 

  • Pro la qué possemos? 彼女のために何ができるだろう?

  • Lei pani donemos. 彼女にパンをあげよう。

一般名詞における斜格の役割は、人称代名詞では間接補語形を使います。 ただし所有の意味は、一般名詞では de + 斜格 で表すところ、人称代名詞に対応するものとしては別途「所有形容詞」を用います。

  • Hoc el sue liber est. これは彼の本だ。(所有形容詞)

  • Hoc un liber est de lui. これは彼についての本だ。(前置詞 + 間接補語形)

間接補語人称代名詞と直接補語人称代名詞が同時に使われる時、双方を結合して一つの語のようにします。 ただし nosti, vosti は長いため結合が起こりません。 結合する順番は以下の表のとおりになります。

直接\間接

mei

tui

nobis

vobis

lei

lui

gli (li)

me

meime

tuime

me nobis

me vobis

melei

melui

glime (lime)

te

meite

tuite

te nobis

te vobis

telei

telui

glite (lite)

nos

meinos

tuinos

nos nobis

nos vobis

noslei

noslui

glinos (linos)

vos

meivos

tuivos

vos nobis

vos vobis

voslei

voslui

glivos (livos)

la

lamei

latui

la nobis

la vobis

leila

luila

glila (lila)

le

lemei

letui

le nobis

le vobis

leile

luile

glile (lile)

les

lesmei

lestui

les nobis

les vobis

leiles

luiles

gliles (liles)

直接補語人称代名詞、間接補語人称代名詞のつく動詞が不定詞の場合は、動詞にも結合します。 ただし nosti, vosti は長いため結合が起こりません。

  • Te volo la sapientia donergli (< gli + dener). きみには彼女に知恵を授けてやってほしいんだ。

  • La sapientia, te volo donerglila (< gli + la + doner). 知恵、きみには彼女にそれを授けてやってほしいんだ。

  • El noster pater promisit nobis lexarlo. 父は私たちにそれを残すと約束した。

副詞的代名詞

y

y は 前置詞 a + 3人称代名詞 に代わります。

  • Per le strataè una nova bibliotheca est s’aperta. Cras y vaderò. 通り沿いに新しい図書館ができた。明日そこに行こうと思う。

  • Y'est un liber. (そこに)本がある。

ne

ne は 前置詞 de + 3人称代名詞 に代わります。

  • Herí ne cogitabo. 昨日それについて考えていた。

敬称 ustes

二人称の敬称「あなた」を表す ustes があります。 ustes は、対話相手の男性・女性に関らず、文法的には三人称の女性名詞として振る舞います。

あなた、あなたがた

単数

直格

ustes

斜格

ustede

複数

直格

ustedes

斜格

ustedi

  • Ustes da Siciliaè est venta, io etiam. あなたはシチリアから来たんですね、私もです。

陛下とわたくしども

« la persona delle majestate rege » 「陛下の人称」 と呼ばれる特殊な人称代名詞が存在します。 一人称複数の noi とほぼ同形ですが、語頭が常に大文字であり、間接補語形は « Nobis » になっています。

これは一般に « el plural delle majestate » 「尊厳の複数」といわれるもので、 国王などが自身を示す際に使われます。 文法的にも一人称複数として扱われます。

朕、吾輩

主語

Noi

直接補語

Nos

間接補語

Nobis

  • Noi, la natiòn somos. 朕は国家なり。

これは宮中行事や国王について報じるニュースといった場でしか用いられません。

再帰代名詞

再帰代名詞は、英語の -self に相当し、自身を指します。 主語として用いることはないので、主語形はありません。 一人称、二人称は人称代名詞と同じです。 三人称は人称代名詞とは異なり、単数/複数で同形です。

一人称

二人称

三人称

単数

直接補語

me

te

se

間接補語

mei

tui

sui

複数

直接補語

nos

vos

se

間接補語

nosti

vosti

sui

他動詞の文脈で、主語に据えたものそれ自身を表す再帰代名詞を直接目的語にも据えることで自動詞的な意味合いを出したり、 複数形であれば相互作用を表します。

  • Me levavi alle nocte. 夜に起きた。(自分を起こす→起きる)

  • Se cognoscemos in quinqué anni. 私たちは知り合って5年になる。(互いに知る→知り合う)

強意代名詞/形容詞

強意代名詞は「…​そのもの」「まさにその…​」といった強調を行う代名詞です。 形容詞も同じ形です。

女性

男性

単数

直格

ipsa

ipse

斜格

ipsaè

ipso

複数

直格

ipsaè

ipsi

斜格

ipsi

ipsi

  • Hoc liber ipse qué ho recircati in multi anni. まさにこの本が長年追い求めていたものだ。

指示代名詞/形容詞

hoc 「これ」, iste 「この…​」 は近いものを示す指示代名詞、指示形容詞です。 holà 「あれ」, ille 「あの…​」 は遠いものを指す指示代名詞、指示形容詞です。 指示代名詞 hoc, holà は無変化です。

これ

あれ

この

あの

女性

男性

女性

男性

単数

直格

hoc

holà

ista

iste

illa

ille

斜格

istaè

isto

illaè

illo

複数

直格

istaè

isti

illaè

illi

斜格

isti

isti

illi

illi

  • Qu’est hoc? これは何?

  • Retorna per isto cammino. この道を通って帰りなさい。

  • Iste liber est diffícilior contra holà. この本はあの本より難しい。

  • Ille homo cognosces? あの男を知っているか?

疑問代名詞/疑問形容詞

何の, どんな, どの

男性

女性

単数

直格

qué

quí

qual

斜格

quale

複数

直格

quales

斜格

quali

  • Qual flos tui place? どの花が好み?

  • Quí me voca ne. 誰が私を呼んでいるのか。

  • Noi da qué venemos ne? Quí sont ne? A qué vademos ne? 我々はどこから来たのか?何者なのか?どこへ行くのか?

人に関する疑問形容詞(所有形容詞)「誰の…​」を表す語は存在しません。 de + 斜格 で表現します。

  • Iste liber est de quí? これは誰の本だ?

否定代名詞/否定形容詞

何も…​

誰も…​

何の…​も

女性

男性

直格

nihil

nemo

nulla

nul

斜格

nihilo

nemine

nullaè

nullo

  • Ho nulla idea. 何の考えもございません。

  • Nul fruct ho acquisít. 何の成果も得られませんでした。

  • Sine aquaè nemo nosset viver. 水なしでは誰も生きられない。

  • Mei nihil est, sola la vanitas. 私には何もない、ただ空虚だけ。

所有形容詞

人称代名詞に対応する所有・所属「…​の」を表す形容詞です。 性、格の区別はありません。

私の

私たちの

あなたの

あなたたちの

彼(ら)の/彼女(ら)の/それ(ら)の

女性

男性

女性

男性

女性

男性

女性

男性

女性

男性

単数

直格

mie

noster

tue

voster

sue

斜格

複数

直格

miei

nostri

tuoi

vonstri

suoi

斜格

  • Miku mie filia est. ミクは私の娘です。

  • El mie, el mie est. Et el tue, el mie est. 俺のものは俺のもの。お前のものも俺のもの。

数詞と序数詞

数詞は単なる数を、序数詞は順序を表します。 数詞・助数詞は名詞的にも形容詞的にも用います。 名詞的に用いる場合は、男性名詞です。 形容詞的に用いる場合、数詞では、unは不定冠詞unと同様の形を持ち、それ以外は不変化です。助数詞では、A/O型形容詞の形を持ちます。

数詞

序数詞

0

zero

zereme

1

un

prime

2

due

second

3

tre

treme

4

quattro

quattreme

5

quinqué

quinquéme

6

sis

siseme

7

septe

septeme

8

octo

octeme

9

nove

noveme

10

deca

deceme

100

cente

centeme

11

deca-un

deca-prime

101

centa-deca-un

centa-deca-prime

1,000

mille

milleme

  • Quattro minuti et tre-deca-tre secundi 4分33秒

序数詞はしばしば 1m, n° 1, #1 のように省略表記します。

  • Symphonia n° 1 « Titàn » 交響曲第一番「巨人」

動詞

動詞 (el verbe) の機能は大きく叙法 (el mode) というカテゴリで分類され、 直説法、接続法、条件法、命令法、不定法 があります。 このうち不定法は動詞を名詞的、形容詞的に応用するものになります。

動詞も名詞や形容詞と同じく語尾の変化パターンがあります。 名詞の形態変化を「屈折 (l’inflectiòn)」というのに対し、 動詞の形態変化は「活用 (la conjugatiòn)」といいます。

動詞の基本形と活用パターン

活用は、数の上では非常に多いですが、きわめて規則的です。 完了受動分詞以外の活用は、不定法・不定詞の形と直説法・現在・単数・一人称の形により以下の6パターンに分けられます。

活用パターン

I

II

II'

III

III'

IV

不定法・不定詞

-àr

-ér

-er

-ír

直接法・現在・単数・一人称

-o

-eo

-o

-io

-o

-io

完了受動分詞の基本形は、おおまかな傾向はある (/-te/, /-se/ が多い) もののはっきりした対応はないため、 動詞ごとに一つ一つ覚える必要があります。

以上から、辞書において、動詞は3つの要素 (1) 不定法・不定詞, (2) 直説法・現在・単数・一人称, (3) 完了受動分詞・男性・単数 が見出しに掲載されます。

  • stàr 【v -o stàte】 ある

  • habér 【v -eo hàbite】 持つ

  • fluér 【v -o flùxe】 流す

  • fàcer 【v -io fàcte】 作る

  • dícer 【v -o dícte】 言う

  • venír 【v -io vénte】 来る

基本動詞

英語のbe動詞に相当する、最も基本的な動詞は esser です。 名詞や形容詞を接続して同格や形容を示したり、存在を示したりします。

  • Ego non homo, una pupa soi. 私は人間ではなく、人形だ。

  • La mar larga est. 海は広い。

  • Roma in Italiaè est. ローマはイタリアにある。

esser に対し、一時的な状態を表す stàr があります。

  • Il hora stat mortuamente fesse. こいつは今死ぬほど疲れてるんだ。

  • Ad ultimaè septimanaè mie sororcula stetit in Naple. 妹は先週ナポリにいました。

直説法

直説法 (el mode indicative) はシンプルな言い切りであり、 文の述語をなす動詞としての基本です。 動詞は主語の数と人称ごとの形を持ちます。 形により人称がわかるため、しばしば主語は省略されます。

  • (Ego) sto. 私はいる。

  • (Tu) stas. あなたはいる。

  • (Is) stat. 彼はいる。

  • (Noi) stamos. 私たちはいる。

  • (Voi) state. あなたたちはいる。

  • (Ei) stant. 彼らはいる。

上記の例は現在形です。 他にも過去のことを言ったり未来のことを言ったりする形があります。

直説法現在

esser の単数三人称は、正書法では « est » と書きますが、表記・発音規則の例外として /e/ と発音します(/es/ ではない)。 日常的にも « e » と書いてしまうことが多いです。

habér の単数形はよく使いますから、短い形になっています。: ho, has, hat

単数

複数

一人称

二人称

三人称

一人称

二人称

三人称

esser ある

soi

es

est, e[VLG] /e/

somos

este

sont

star ある

sto

stas

stat

stamos

state

stant

habér 持つ

ho

has

hat

habemos

habete

habent

fluér 流す

fluo

flues

fluet

fluemos

fluete

fluent

facer 作る

fàcio

faces

facet

facemos

facete

facent

dicer 言う

dico

dices

dicet

dicemos

dicete

dicent

venír 来る

vénio

venes

venet

venemos

venete

venent

直説法現在は、疑いない事実や当然のことを断言するものです。

  • Sulle terraè flori molliter rident, nel caèlo avi liberiter cantant. 大地には花々が優しく笑い、空には鳥たちが自由に歌う。

現在時制は、動作がまさに進行中であるかどうかは区別しません。 特に動作の進行を強調する場合は、 star + 動名詞の斜格 で言うことができます。

  • Sto andando a Roma. ローマへ向かっているところです。

直説法 « 現在 » と言いますが、その本質は話者にとって確かである、当然であるという認識です。 必ずしも時間的に現在に限らず、時間に縛られない恒常的な論理や、未来であっても確定度の高い予定は現在形で言います。

  • La Terra tornat per el Sole. 地球は太陽の周りを回る。

  • Cras vado a Roma. 明日はローマに行きます。

直説法単純過去

単純過去の語尾は完全に規則的です。: -i, -is, -it, -imos, -ite, -eront しかしながら、語幹は不定詞、直説法現在とは違うものになります。

単数

複数

一人称

二人称

三人称

一人称

二人称

三人称

esser ある

fui

fuis

fuit

fuimos

fuite

fueront

star ある

steti

stetis

stetit

stetimos

stetite

steteront

habér 持つ

habui

habuis

habuit

habuimos

habuite

habueront

fluér 流す

fluxi

fluxis

fluxit

fluximos

fluxite

fluxeront

facer 作る

feci

fecis

fecit

fecimos

fecite

feceront

dicer 言う

dixi

dixis

dixit

diximos

dicite

diceront

venír 来る

veni

venis

venit

venimos

venite

veneront

単純過去は、過去のできごとを伝えます。 ずっと続いていたことなのか、最終的にどうなったとか、細かい情報は伝えません。 過去にある一つのできごとがあったのだとだけ言う、単純な過去です。

  • Herí a Roma magne pluvie fuit. 昨日、ローマにはすごい雨があった。

直説法継続過去

継続過去の語幹は、不定詞から -r を取って -b をつけたものになります。 : stab-, habeb-, flueb-, faceb-, diceb-, veneb- 語尾は -o, -as, -at, -amos, -ate, -ant で共通です。

単数

複数

一人称

二人称

三人称

一人称

二人称

三人称

esser ある

ebo

ebas

ebat

ebamos

ebate

ebant

star ある

stabo

stabas

stabat

stabamos

stabate

stabant

habér 持つ

habebo

habebas

habebat

habebamos

habebate

habebant

fluér 流す

fluebo

fluebas

fluebat

fluebamos

fluebate

fluebant

facer 作る

facebo

facebas

facebat

facebamos

facebate

facebant

dicer 言う

dicebo

dicebas

dicebat

dicebamos

dicebate

dicebant

venír 来る

venebo

venebas

venebat

venebamos

venebate

venebant

継続過去は、ぼんやりとした幅のある時間の中で状態、動作が淡々と続くさまを表現します。 継続のイメージは、合わせ鏡です。 前を見ても後ろを見ても同じような状態が続いている、同じような動作が繰り返されている、そんな様子を表現します。

  • Herí pluvie ebat. 昨日はずっと雨だった。

  • In mie adolescentiaè, omne die andabo a schola. 子どもの頃は、毎日学校へ通っていました。

直説法単純未来

単純未来の語幹は、不定詞の語幹に -er をつけたもの(不定詞の語尾 -ar, -er, -ir をすべて -er にしたものともいえる)になります。: ster-, haber-, fluer-, facer-, dicer-, vener- 語尾は -ò, -às, -àt, -amos, -ate, -ànt で共通です。 アクセントがすべて語尾にあることが特徴的です。

単数

複数

一人称

二人称

三人称

一人称

二人称

三人称

esser ある

serò

seràs

seràt

seramos

serate

serànt

star ある

sterò

steràs

steràt

steramos

starate

sterànt

habér 持つ

haberò

haberàs

haberàt

haberamos

haberate

haberànt

fluér 流す

fluerò

flueràs

flueràt

flueramos

fluerate

fluerànt

facer 作る

facerò

faceràs

faceràt

faceramos

facerate

facerànt

dicer 言う

dicerò

diceràs

diceràt

diceramos

dicerate

dicerànt

venír 来る

venerò

veneràs

veneràt

veneramos

venerate

venerànt

単純未来は、不確実なこと、推測、予想を伝えます。

  • Nub nigra el caèl complet. Nelle nocte el pluvie seràt. 黒い雲が空を覆っている。今夜は雨だろう。

単純未来の本質は不確実性の含み「〜だろう」であり、 時間的に現在のことでも推測や予想は単純未来で言います。

  • Equí víderse promissiemos ma il non vente est. Nelle nocte valdé bibiti habemos dunque quasi dormeràt. ここで会おうと約束したが、彼は来ていない。 夜にたくさん飲んだので、おおかた寝ているのだろう。

直説法現在完了

完了とは、ある時点の前にあったできごとの結果として、ある時点でどうなったか、を伝えます。 過去にあったできごとに対する現在の結果を述べるには、現在完了を使います。

  • <完了受動分詞> + <助動詞・直接法現在>

現代ロマンス諸語と同様に、ムルバリア語は完了受動分詞と助動詞を組み合わせて完了を表現します。 他動詞の文脈では直接目的語にかかる完了受動分詞と主語に対応する助動詞 habere を組み合わせます。 自動詞の文脈では主語にかかる完了受動分詞と主語に対応する助動詞 esse を組み合わせます。

  • El magne labor complét habemos. Bibemos. 大仕事を終えましたね。飲みましょうか。

  • Mie sororcula mei venta est. Video que ella habi unque mei dicens. 妹が私のところへ来た。何か言いたそうに見える。

  • Prokof’ev septe symphoniai restataè habet. プロコフィエフは7つの交響曲を遺した。

古風な文脈では、単純過去形が現在完了の意味を表す場合があります。 これは単純過去形が古典ラテン語の現在完了形に由来するからです。

  • In principio creavit[ARC] Deus caèl et terra. まず初めに神は天と地を創った。

直説法前過去

  • <完了受動分詞> + <助動詞・直接法単純過去>

直説法前過去は、単純過去に対応する完了です。 過去の時点で完了していたことを伝え、結果の様子が単純過去のニュアンスをもちます。

  • Per mei nocito, la regula immutata fuit. 私が怪我をすると、規則が改められた。

直説法大過去

  • <完了受動分詞> + <助動詞・直接法継続過去>

直説法前過去は、継続過去に対応する完了です。 過去の時点で完了していたことを伝え、結果の様子が継続過去のニュアンスをもちます。

  • Quando retornai alla miam casam, mia sororcula dormita eba. 帰宅する頃には、妹はもう寝ていた。

直説法前未来

  • <完了受動分詞> + <助動詞・直接法単純未来>

直説法前過去は、単純未来に対応する完了です。 未来の時点で完了しているであろうことを伝えます。

  • Per hoc potione bibendo, cras bene te restatus haberas. この薬を飲めば、明日には良くなることでしょう。

接続法

接続法 (il modus subjunctivus) は、話者が素朴に思い浮かべる主観的な想像、考えを直説法のように「こうだ」「こうらしい」などと言い切らずに「そのようなこと」までで留めるものです。 したがって、接続法は元来従属的であり、最終的には直説法に接続 (subjungere)、つまり「そのようなこと→がどうだ」まで言ってようやく文が完成するので、 接続法の名があります。

基本的には、実際にどうなのかはさておき、話者の主観的な推測、疑い、願望などの内容を接続法で言い、 そのようなことを私は考えているとか、疑っているとか、願っているとかの主節を直説法で言う、という構成をとります。 文と文を接続するので、関係代名詞を使います。 ある意味慎重で回りくどい言い方なので、暗に「あくまで私の感想ですが…」「個人的には…」「知らんけど…」のような態度をチラつかせます。

  • Is ad esuo corde il malum habi quem dubito. 彼はもしや心臓を悪くしているのではないかと疑っている。

  • Voi cum salvo retornete quem optamo. どうかあなた方が無事に帰ることを願っています。

しかしながら従属節、すなわち接続法で言う内容だけでおおむね意図が伝わるため、 実際には接続先の主節、すなわち直説法で言う内容は省略してしまうことが多いです。 ぱっと見では接続法だけで文が完結しているように見えます。

  • Is ad esuo corde il malum habi. 彼はもしや心臓を悪くしているのではないか。

  • Voi cum salvo retornete. どうかあなた方が無事に帰りますように。

接続法現在

単数

複数

一人称

二人称

三人称

一人称

二人称

三人称

ésse ある

sím

sís

sít

símus

sítis

sínt

stàre ある

sté

stés

stí

stémo

stéte

sténo

habére 持つ

hàbea

hàbeas

hàbi

habeàmo

habeàte

hàbeano

fluére 流す

flùea

flùeas

flùi

flueàmo

flueàte

flùeano

fàcere 作る

fàcia

fàcias

fàci

faciémo

faciéte

fàcieno

dícere 言う

díca

dícas

díci

dicàmo

dicàte

dícano

veníre 来る

vénia

vénias

véni

veniàmo

veniàte

véniano

接続法現在は、現在においてその時のことをいう場合、過去において相対的に未来のことをいう場合に使います。

  • Ea a comperationem vadi quem credo. 彼女は買い物に出かけているのではないかと思う。

  • Ea a comperationem vadi quem credai. 彼女は買い物に出かけるのではないかと思っていた。

現在において未来のことをいう場合は、直説法未来が推測のニュアンスを含むため、これを使います。 接続法未来はありません。

  • Ea a comperationem vadera quem credo. 彼女は買い物に出かけるのではないかと思う。

接続法継続過去

単数

複数

一人称

二人称

三人称

一人称

二人称

三人称

ésse ある

éssim

éssis

éssit

essímus

essístis

éssint

stàre ある

stàsse

stàsses

stàssi

stassémo

stasséte

stàsseno

habére 持つ

habésse

habésses

habéssi

habessémo

habesséte

habésseno

fluére 流す

fluésse

fluésses

fluéssi

fluessémo

fluesséte

fluésseno

fàcere 作る

facésse

facésses

facéssi

facessémo

facesséte

facésseno

dícere 言う

dicésse

dicésses

dicéssi

dicessémo

dicesséte

dicésseno

veníre 来る

venísse

venísses

veníssi

venissémo

venisséte

venísseno

接続法継続過去は、過去においてその時のことをいう場合に使います。

  • Ea a comperationem vadessi quem credai. 彼女は買い物に出かけていたのではないかと思っていた。

接続法過去

  • <完了受動分詞> + <助動詞・接続法現在>

接続法過去は、現在において過去のことをいう場合に使います。

  • Ea a comperationem vasa habi quem credai. 彼女はすでに買い物を済ませているのではないかと思う。

接続法大過去

  • <完了受動分詞> + <助動詞・接続法継続過去>

接続法第過去は、過去において相対的に更に過去のことを言う場合に使います。

  • Ea a comperationem vasa habessi quem credai. 彼女はすでに買い物を済ませていたのではないかと思っていた。

条件法

条件法 (il modus conditionalis) は、ある仮定に対する帰結を述べるものです。 単に条件と帰結の論理的関係を述べるだけなら直説法で言いますが、 条件法は現実の状況に照らして、それに対立するような条件〜帰結をあえて提示します。

名前のせいで紛らわしいですが、条件法を適用するのは条件節「こうだったら」の方ではなく、帰結節「こうなのだが」の方です。

条件法現在

単数

複数

一人称

二人称

三人称

一人称

二人称

三人称

ésse ある

eréi

eréis

eréit

eriémo

eriéte

eriéno

stàre ある

staréi

staréis

staréit

stariémo

stariéte

stariéno

habére 持つ

haberéi

haberéis

haberéit

haberiémo

haberiéte

haberiéno

fluére 流す

flueréi

flueréis

flueréit

flueriémo

flueriéte

flueriéno

fàcere 作る

faceréi

faceréis

faceréit

faceriémo

faceriéte

faceriéno

dícere 言う

diceréi

diceréis

diceréit

diceriémo

diceriéte

diceriéno

veníre 来る

veneréi

veneréis

veneréit

veneriémo

veneriéte

veneriéno

条件法現在は、結果はまだ決まったわけではないものの、 おおよそ予想される結果に対立する条件と帰結「こうだったら→こうなのだが」を述べます。

  • Sei un pluvius est, li flori se aperiete. ひと雨降ってくれれば、花が開くのだが。 (もしかしたら降ってくれるかもしれないが、現実的には降ってくれそうにない。)

条件法現在の形は、直説法単純未来と直説法継続過去を融合させたようです。

  • 直説法単純未来 staro, habero, dicero, venero

  • 直説法単純過去 stai, habei, dicei, venei

  • 条件法現在 starei, haberei, dicerei, venerei

条件法過去

  • <完了受動分詞> + <助動詞・条件法現在>

すでに帰結が確定してしまった後で、後出しジャンケンのようにそうならなかった場合のifを言う場合は、条件法過去「〜だったろうにな」を使います。 条件節も今となっては「無い前提」を言うことになるので、現在完了「〜だったとしたら」を使います。

  • Sei un pluvius status est, li flori se aperiti haberiete. ひと雨降ってくれていたら、花は開いたのだが。 (結局降ってくれることはなく、花は開かないまま枯れてしまった。)

命令法

命令法 (il modus imperativus) は、命令や呼びかけを行うのに使います。

単数

複数

一人称

二人称

三人称

一人称

二人称

三人称

ésse ある

-

és

-

-

éste

-

stàre ある

-

stà

-

-

stàte

-

habére 持つ

-

hàbe

-

-

habéte

-

fluére 流す

-

flùi

-

-

fluéte

-

fàcere 作る

-

fàci

-

-

facéte

-

dícere 言う

-

díci

-

-

dicéte

-

veníre 来る

-

véni

-

-

venéte

-

命令法はその性質上、現在形・二人称のみです。 単数は直説法現在の -as, -es, -is から s を取った -a, -e, -i で、 複数は直説法現在と同形です(ただし基本動詞 és, éste を除く)。

  • Disce, o discede. 学べ、さもなくば去れ。

  • NON ENTRA 立入禁止(←入るな)

  • Salve. こんにちは。(←健康でありなさい。)

  • Vale. さようなら。(←元気でありなさい。)

不定法

不定法 (il modus infinitus) は、 直説法や接続法、条件法のように主語の数・人称で活用されて文の述語となる定形 (la forma finita) に対して、 述語とはならずに形容詞的、名詞的、副詞的にふるまう、動詞の派生的、副次的な機能です。

不定詞

不定詞 (il infinitivus) は、 単に動詞の意味「〜するということ」をそのまま表すだけの語です。 動詞1語に1つの形で、その語尾4種 -àre, -ére, -ere, -íre がそのまま定形の活用パターンの分類となるため、 動詞を辞書的に記載する際の基本形となっています。

不定詞はそのまま名詞的に使ったり、 possere 〜できる, volere 〜したい などの準助動詞に組み合わせて使います。

  • Il cogitare, il vivere est. 考えることは、生きることなのである。

  • Ego plure laborare posso, laborare volo. 自分はまだ働けます、働きたいです。

ただし、前置詞を組み合わせるような使い方はできません。そのような機能は動名詞が担います。

また、不定詞の節は、目的語を連れることができません。 しかし、主語は連れることができます。 直感に反するかもしれませんが、この不定詞の意味上の主語は対格で表します(対格不定法)。

  • Te certare la gentem la speem done. あなたが戦っていることは、人々に勇気を与えている。

  • Alle statione mium magistrem camminare videi. 駅で先生が歩いているのを見ました。

能動分詞

能動分詞 (il participium praèsentis) は、不定詞の末尾 -re を -ns に交換することで作ります。 E型の形容詞的な語になります。

esser ある

star ある

habér 持つ

fluér 流す

facer 作る

dicer 言う

venír 来る

女性

男性

女性

男性

女性

男性

女性

男性

女性

男性

女性

男性

女性

男性

単数

直格

essens

stans

habens

fluens

facens

dicens

venens

斜格

essente

stante

habente

fluente

facente

dicente

venente

複数

直格

essenti

stanti

habenti

fluenti

facenti

dicenti

venenti

斜格

essenti

stanti

habenti

fluenti

facenti

dicenti

venenti

能動分詞は「〜する…」のように、能動的な意味で名詞を修飾します。

  • Alle statione mium magistrem camminantem videi. 駅で歩いている先生を見ました。

能動分詞は基本的にそれ1語だけで使います。 目的語やその他状況補語を連れることはまれで、 そのような文を組みたい場合は動形容詞を使うか、 関係詞を使います。

冠詞をつけて名詞化することで「…するもの、人」を表します。 冠詞を伴うことなく独立した名詞の地位を確立したものも多いです。

  • Nelle cameraè un lucentem videi. 部屋の中で光るものを見た。

  • cantans 歌手

完了受動分詞

完了受動分詞 (el participium perfect) は、 はっきりした規則がありませんが、おおむね -t, -s の語尾を持ちます。 A/O型の形容詞的な語になります。

esser ある

star ある

habér 持つ

fluér 流す

facer 作る

dicer 言う

venír 来る

女性

男性

女性

男性

女性

男性

女性

男性

女性

男性

女性

男性

女性

男性

単数

直格

exista

exíste

stata

state

habita

habíte

fluxa

fluxe

facta

facte

dicta

dicte

venta

vente

斜格

existaè

existo

stataè

stato

habitaè

habito

fluxaè

fluxo

factaè

facto

dictaè

dicto

ventaè

vento

複数

直格

existaè

existi

stataè

stati

habitaè

habiti

fluxaè

fluxi

factaè

facti

dictaè

dicti

ventaè

venti

斜格

existi

existi

stati

stati

habiti

habiti

fluxi

fluxi

facti

facti

dicti

dicti

venti

venti

完了受動分詞は「…​された…」のように、受動的・完了的な意味で名詞を修飾します。

  • El cott capute per ancillaè nel sue ore un pisce tenuit. メイドに捕らえられた猫は魚を咥えていた。

完了受動分詞も現在分詞と同様、名詞化して「…されたもの、人」を表します。

  • El vocate vene qeuí. 呼ばれた者はここに来なさい。

また、完了受動分詞は助動詞と組み合わせて完了時制を構成します。

  • Alla mie sororcula una epistola ho scripta. 妹に手紙を書いた。

動名詞

動名詞 (il gerundium) は、動詞の不定詞の末尾 -re を -ndum に交換することで作ります。 On型の中性名詞的な語になります。

esser ある

star ある

habér 持つ

fluér 流す

facer 作る

dicer 言う

venír 来る

男性

男性

男性

男性

男性

男性

男性

単数

直格

essende

stande

habende

fluende

facende

dicende

venende

斜格

essendo

stando

habendo

fluendo

facendo

dicendo

venendo

複数

直格

essenda

standa

habenda

fluenda

facenda

dacenda

venenda

斜格

essendi

standi

habendi

fluendi

facendi

dicendi

venendi

そのままで中性・単数の名詞として扱います。 定冠詞を伴うことも多いです。 主語(主格)、直接目的語(前置詞を伴わない対格)としての用法では、不定詞と同じように使うことができます。

  • Il cogitandum, il vivendum est. 考えることは、生きることなのである。

動名詞は不定詞と違い、前置詞を伴うことできます。

  • Al pingendum mium virem totalem dono. お絵描きに全力を尽くします。

  • Il jucundum de viverendo. 生きることの喜び。

per, via, cum と組み合わせると、理由や付帯状況を表します。

  • Per currendo fatigatum sum. 走って疲れた。

  • Non cammina cum videndo la phonam. スマホを見ながら歩かないで。

stare, andare, vadere, venire のような基本動詞に動名詞の奪格を組み合わせることで、 動作や事態が進行、漸進しているさまを表します。

  • A Romam andando sto. ローマへ向かっているところです。

  • Per le potione is valendo vade. 薬のおかげで彼は快方に向かっていっている。

  • Ecce, Tu vires aqcuirendo venis ne! どうだ、力がみなぎってきただろう!

未完了受動分詞

未完了受動分詞 (il gerundivus) は、動詞の不定詞の末尾 -re を -ndus に交換することで作ります。 A/O型の形容詞的な語になります。

esser ある

star ある

habér 持つ

fluér 流す

女性

男性

女性

男性

女性

男性

女性

男性

単数

直格

essenda

essende

standa

stande

habenda

habende

fluenda

fluende

斜格

essendaè

essendo

standaè

stando

habendaè

habendo

fluendaè

fluendo

複数

直格

essendaè

essendi

standaè

standi

habendaè

habendi

fluendaè

fluendi

斜格

essendi

essendi

standi

standi

habendi

habendi

fluendi

fluendi

facer 作る

dicer 言う

venír 来る

女性

男性

女性

男性

女性

男性

単数

直格

facenda

facende

dicenda

dicende

venenda

venende

斜格

facendaè

facendo

dicendaè

dicendo

venendaè

venendo

複数

直格

facendaè

facendi

dacendaè

dacendi

venendaè

venendi

斜格

facendi

facendi

dicendi

dicendi

venendi

venendi

未完了受動分詞は他動詞の文脈でのみ用い、直接目的語にかかって 「…されゆく…」「…されることになっている…」「…されるべき…」の意味を表します。 しかしながら、結果的には文中の直接目的語と未完了受動分詞の役割が逆転した論理構成として解釈されます。

  • Per el pisce edendo, la sapientia acquiret. 魚を食べることによって(←食べられゆく魚によって)、知恵を得る。

未完了受動分詞を使った表現は論理的に飛躍している面があるため、 動名詞で言い換えることも多いです。

  • Per edendo la pisce, la sapientia acquiret. 魚を食べることによって、知恵を得る。

受動態

受動態は、他動詞の文脈における直接目的語が主語に回った視点になります。 完了受動分詞 + esse または stare で作ります。 完了受動分詞は主語に合わせて屈折します。

  • Gli homini necati, le feminaè fututaè sont. 男どもは殺され、女どもは犯される。

  • Per le irataè sororculaè battute state soi. 怒った妹に叩かれた。

前置詞

前置詞は名詞の対格または奪格に組み合わせて、さまざまに意味を派生します。

a (ad)

対格、奪格に組み合わせて、地点、時点を表します。 奪格はその地点、時点にあること「〜で」「〜において」、 対格はその地点、時点へ向かうこと「〜へ」を表します。

  • A Romaè sto. ローマにいる。

  • A Romam ando. ローマへ行く。

母音の前では ad になります。 h は口語で無音になるため、口語では h を挟んでも ad になります。

  • Ad Italiaè vivo. イタリアに住んでいます。

  • Ad[VLG] hoc strataè eam videi. この通りで彼女を見かけた。

a は定冠詞との縮約形を持ちます。

  • Alle (< a + le) statione miam sororculam maneo. 駅で妹を待っている。

a は、対格に組み合わせて与格として機能します。

  • A miam sororculam un florem donetum habeo. 妹に花をあげた。

apud

対格、奪格に組み合わせて「〜のもと(家、施設、環境など)に/で」の意味を表します。

  • Vade apud medicum. 医者に行きなさい。

  • Tre panes comparatos habeo apud hoc paneteriaè. そこのパン屋さんでパンを3つ買った。

contra, ante

対格、奪格に組み合わせて、向かい合っていることを表します。

  • Contra il stationem me nave. 駅の前まで私を案内してください。

  • Ante le statione un homo clame. 駅の前で一人の男が叫んでいる。

cum

奪格に組み合わせて、手段を表します。

  • Li homini cum igne progrediti sunt. 人類は火を使って進化してきた。

  • Cum birotaè veniti sumus. 自転車を使って来た。

da

奪格に組み合わせて、由来「〜から」「〜でできた」を表します。

  • Da Romaè venutus sum. ローマから来た。

  • casa da albore 木造住宅

de

奪格に組み合わせて、所属・所有を表します。

  • il territorium de Romaè ローマの領地

また、話題「〜について」を表します。

  • « De Linguaè Latinaè » per Varro ワッロー著「ラテン語について」

in

対格、奪格に組み合わせて、ある範囲の中、内部、内側を表します。

  • Babuskaè in Osakaè semper in esue pocette candes portano. 大阪のオバチャンは常にポケットの中にキャンディを持っている。

in は定冠詞との縮約形を持ちます。

  • Li germanici nel (< in il) territorium de Romaè entrano. ゲルマン族がローマ領内に入った。

pro

対格に組み合わせて目的「〜のために」「〜に向かって」を表します。

  • Pavana pro una infantam defunctam 亡き王女のためのパヴァーヌ

  • La sonata pro un pianofortem et due violinos 一台のピアノと二台のヴァイオリンのためのソナタ

  • il trenum rapidum pro Neo-Sandam per le lineaè Occidente-Oriente 東西線経由快速新三田行き

per, via

奪格に組み合わせて経由「〜を通って」「〜を通じて」を表します。

  • Il Heris via Belgis et Bataviaè, in Gallicam entrait. ドイツ国防陸軍 « Heer » はベルギーとオランダを通ってフランスへ入った。

  • Via un libro comico, il amorem intra filiis cognoscetum habeo. ある一冊の漫画から、女の子同士の恋愛を知りました。

転じて、受け身の文脈における動作主「〜によって」を表します。

  • Via une filiaè, un urbs deletum statum est. 一人の少女によって一つの都市が滅ぼされた。

per は、一定間隔の分割「〜ごとに」「〜毎に」を表します。

  • tre dii liberi per une septimanaè 週休三日

  • La ration battanda a 52 per centum arrivata est. 打率は52%に達した。

sine

奪格に組み合わせて、不所持「〜なしで」を表します。

  • Sine aquaè nemo vivere non pote. 水なしでは誰も生きられない。

sub

対格、奪格に組み合わせて、下方「〜の下へ/に」を表します。

  • Ecce il motus de terraè! Entra sub una tabulam! 地震だ!テーブルの下に入って!

  • In hoc nocte, sub luce delle lunaè te maneo. 今宵、月の光の下であなたを待ちます。

sub は定冠詞との縮約形を持ちます。

  • Hic navis nigrus cum magno sono sol marem se celatum habeo. その黒い船は轟音とともに海の下へ姿を消した。

基本動詞 stare に組み合わせて、そのような状況下にあることを表します。 特に、完了受動分詞をとることで受け身的な進行相を表現することができます。

  • Parisi per Germaniaè sub dominatis stano. パリはドイツの支配下にある。

  • Jokohama station in centum annis sub constructaè sta. 横浜駅は100年間工事中だ。

su

対格、奪格に組み合わせて、上方「〜の上へ/に」を表します。

  • Il caprimulgus su caèlo lucendus est. よだかは空の上で輝き続けています。

  • Haèc petram porta su illum montem. この岩をあの山の上へ運ぶのだ。

su は定冠詞との縮約形を持ちます。

  • li problemaè sulle (< su + le) communicatione コミュニケーション上の諸問題

intra, tra

対格、奪格に組み合わせて、間「〜の間へ/に」を表します。

  • Non mette un hominem intra due filias. 二人の少女の間に男を入れるな。

  • Hic librus comicus intra laboratoribus curre. この漫画が労働者の間で流行っている。

praè

対格、奪格に組み合わせて、前方「〜の前へ/に」を表します。

  • Peaè il prandio, te lava a manos. 食事の前に手を洗いなさい。

post

対格、奪格に組み合わせて、後方「〜の後へ/に」を表します。

  • Post il prandio, te poli a dentes. 食事の後に歯を磨きなさい。

secundo

奪格に組み合わせて、「〜によると」「〜の意見では」を表します。

  • Secundo me, bona idea sit. 私としては、いい考えだと思うんだけどな。

  • Secundo aliquale gente, il Sol per la Terraè torna. ある種の人々によれば、太陽は地球の周りを回る。

usque

対格に組み合わせて、限界「〜まで」を表します。

  • Hic ludum usque la matutam jocabo. このゲームを朝までしてました。

  • Usque il terminum delle Terraè te sequo. 地の果てまであなたについてゆきます。

副詞

副詞は動詞・形容詞、あるいは他の副詞・文そのものを修飾します。 前置詞句や慣用的なフレーズなども副詞的な要素といえるため挙げればキリがありませんが、 形容詞から副詞への規則的な派生パターンがあります。

A/O型形容詞は女性・単数・直格に mente を、E型形容詞は語幹に mente をつけて副詞を派生します。

  • certe 確かな > certamente 確かに (certa + mente)

  • rare まれな > raramente まれに (rara + mente)

  • celeris 早い > celermente 早く (celer- + mente)

  • facilis 簡単な > facilmente 簡単に (facil- + mente)

E型形容詞は、語幹に iter をつけて副詞を派生する形もあります。

  • celeris 早い > celeriter 早く (celer- + iter)

  • facilis 簡単な > faciliter 簡単に (facil- + iter)

構文と表現

主題と語順

主題は、その文がこれから何について話そうとしているかの前提情報です。 日本語では助詞「…は」を用いて主題を示しますが、 ムルバリア語は語順によって主題を示し、文頭の要素が主題となります。

  • Sulle tabulaè un liber est. 机には本がある。

  • El liber su une tabulaè est. 本は机にある。

定冠詞は既出の情報を示すものであるため、本質的に主題に付きやすく、 したがって文頭に出やすいという傾向があります。

述語は通常、文の末尾に置きます。 したがって、ムルバリア語の標準的な語順は SOV ないし OSV といえます。 S, O のどちらを先に置くかは主題のとり方によります。 直接目的語が主題となって文頭に出る場合、それを人称代名詞で繰り返すことが多いです。これは目的語が主題に回っているものが目的語であることを明示するためです。 命令法では述語を語頭に回すことが普通です。

  • La filia ha un cotte capite. その少女は猫を捕まえた。

  • El cotte una filia l'ha capite. その猫は少女が捕まえた。

  • Capi la cotte! その猫を捕まえろ!

関係詞

関係詞は、文(主文)の中の要素(先行詞)を更に説明する文(副文)を紐づけるものです。 関係代名詞 que, qui は疑問代名詞と同じ形です。

  • La filia qué semper con sue cane ad hoc stradaè camminat, hodie non video. いつも犬を連れてこの道を歩いている女の子を、今日は見ていない。

    • 主文 : La filim hodie non video. 女の子を、今日は見ていない。

    • 副文 : La filia (→ qué) semper con sue cane ad hoc stradaè camminat. 女の子はいつも犬を連れてこの道を歩いている。

  • La navis qué constructa habiemos per deca anni in une nocte perdita est. 我々が十年かけて作った船は一夜のうちに失われた。

    • 主文 : La navis in une nocte perdita est. 船は一夜のうちに失われた。

    • 副文 : La navis (→ qué) constructa habiemos per deca anni. 船は我々が十年かけて作った。

  • Al site de qué heri me dixis visiterò. 昨日きみが話してくれた場所に行ってみようと思う。

    • 主文 : Al site visiterò. (その)場所に行ってみようと思う。

    • 副文 : Heri del sito (→ de qué) me dixis. 昨日きみは(その)場所について私に話した。

「…​すること」「…​する人」のように具体的でない先行詞は、 hoc を使います。 qué, quí と連結して hoc’qué /okke/, hoc’quí /okki/ となります。

  • Hoc’qué vincit equi est. 勝った人がここにいる。

時や場所を表す疑問副詞に対応する関係副詞もあります。

  • Quando hoc tu vides, dal mundo ja serò vase. あなたがこれを見る時、私はもうこの世から去っているだろう。

  • Ubi la gens est, la moneta est. 人のいるところに金はある。

否定

否定副詞 ne は、文全体を否定します。

  • Il n'est sapiens. 彼は賢くない。

否定詞 non は、直後の語を否定します。

  • Il non sapiens est. 彼は間抜けだ。

  • Il valde non sapiens est. 彼はかなりの間抜けだ。 (sapiens を否定、それを valde で強調)

  • Il non valde sapiens est. 彼はとても賢いというわけではない。 (valde を否定)

non は、定動詞につけば、文全体を否定することになります。 これは否定副詞 ne による文全体の否定に比べて、明確で強い否定を表します。

  • Il non est sapiens. 彼は(まったく、さっぱり)賢くない。

否定代名詞や否定形容詞を使うとき、定動詞がそれより前に出る場合は、「虚辞の ne」と呼ばれる ne を置くことがあります。 二重否定ではなく、否定を強調する働きがあります。 置かなくても文法上誤りではありません。置かなければ淡白で論理的な感じ、置けばウェットで叙情的な感じになります。

  • Mei n'est nulla idea. (= Mei nulla idea est.) 何の考えもございません。

  • Ella ne vidit nemo. (= Nemo ella vidit.) 誰も彼女を見ていない。

  • In illaè cameraè tu n'has vise nihil. Bene? (= In illaè cameraè nihil vise tu has. Bene?) あの部屋できみは何も見なかった。いいね?

疑問

問いたい要素を文末に置いて上がり調子で言うことで、疑問になります。 上がり調子は疑問符 « ? » で表記します。

  • Heri a Romaè vin valde bibis? 昨日ローマでワインを大量に飲みましたか?

  • Heri a Romaè valde bibis vin? 昨日ローマで大量に飲んだのはワインですか?

  • A Romaè vin valde bibis heri? ローマでワインを大量に飲んだのは昨日ですか?

  • Heri vin valde bibis a Romaè? 昨日ワインを大量に飲んだのはローマでですか?

  • Heri a Romaè vin bibis valde? 昨日ローマでワインを飲んだのは大量にですか?

肯定の応答は si、否定の応答は non といいます。

  • La maguístra amas? 先生のこと好き? ― Si! うん!

  • Tu l’has facte on? お前がやったんだろ? ― Non. Jo n’has lo facte. いいえ。私はやっていません。

具体的な内容を問うには疑問代名詞、疑問形容詞、疑問副詞を用います。

  • Heri a Romaè qué-hoc bibis valde? 昨日ローマで何を大量に飲みましたか?

  • A Romaè quando bibis vin valde? いつローマでワインを大量に飲みましたか?

  • Heri ubi bibis vin valde? 昨日どこでワインを大量に飲みましたか?

  • Heri a Romaè bibis quanto vin? 昨日ローマでワインをどれほど飲みましたか?

述語そのものを問うような疑問動詞なるものはありません。 普遍的な動作を表す動詞 facere, agere を使用し、疑問代名詞や疑問副詞を用いて « facer qué-hoc »「何を・する」, « ager quomodo » 「どのように・する」 のように言います。

  • Alora tu fecis qué-hoc? それできみはどうしたんだ?

  • Un slime ante vos est. Agete quomodo? スライムが現れた。どうする?

半疑問符 ;

応答を期待するものではない弱い疑問「…​かな」を表すには、半疑問符 « ; » を使います。 これはギリシア語の疑問符に由来しています。

  • El pluvie seràt; 雨、降るのかな。

  • Heri ubi vasi; 昨日はどこに行ったのだっけな。

  • Cras a Roma vado; 明日ローマに行こうかな。

  • Alora, qué-hoc prendo; さて、どれにしようかな。

比較

比較級

比較級(より…な)は、語幹に « -ior » をつけて作ります。 元の形容詞がA/O型かE型かに関わらず、比較級 -ior はE型になります。

  • alt-e 高い → alt-ior より高い

  • longu-é 長い → longu-íor より長い

alte 高い

女性

男性

単数

直格

altior

斜格

altiore

複数

直格

altiores

斜格

altiori

  • facil 易しい → facil-ior より易しい

  • complex 難しい (compliqu-) → compliquíor より難しい

facil 易しい

女性

男性

単数

直格

facilior

斜格

faciliore

複数

直格

faciliores

斜格

faciliori

比較対象(…よりも)は前置詞 ante で表します。

  • El Nile ante Amazonaè longuíor est. ナイル川はアマゾン川より長い。

  • Ante illi faciliores libri delle francogallicaè recirco. あれよりも平易なフランス語の本を探しています。

最上級

最上級(最も…な)は、語幹に « -ixime » をつけて作ります。 元の形容詞がA/O型かE型かに関わらず、最上級 -ixime はA/O型になります。

  • alt-e 高い → alt-ixime 最も高い

  • longu-é 長い → longu-íxime 最も長い

alte 高い

女性

男性

単数

直格

altixima

altixime

斜格

altiximaè

altiximo

複数

直格

altiximaè

altiximi

斜格

altiximi

altiximi

  • facil 易しい → facil-ixime 最も易しい

  • complex 難しい (compliqu-) → compliquíxime 最も難しい

facil 易しい

女性

男性

単数

直格

facilixima

facilixime

斜格

faciliximaè

faciliximo

複数

直格

faciliximaè

faciliximi

斜格

faciliximi

faciliximi

比較対象(…の中で, …の間で)は前置詞 in や tra で表します。

  • El Nile nel mundo longuíxime est. ナイル川は世界一長い。

  • El facilixime in libri delle francogallicaè recirco. フランス語の本の中で最も平易なものを探しています。

比較級に定冠詞をつけることでも、最上級を作ることができます。意味上の違いはありません。

  • alt-e 高い → el/la alt-ior 最も高い

  • longu-é 長い → el/la longu-íor 最も長い

  • facil 易しい → el/la facil-íor 最も易しい

  • complex 難しい (compliqu-) → el/la compliquíor 最も難しい

不規則な比較級・最上級

原級・比較級・最上級が元の形と全く異なる形で対応するものがあります(補充法)。

原級

比較級

最上級

magne 大きい

major より大きい

maxime, el/la major 最も大きい

parve, minute 小さい

minor より小さい

minime, el/la minor 最も小さい

bon 良い

meglior より良い

optime, el/la meglior 最も良い

mal 悪い

pejor より悪い

pessime, el/la pejor 最も悪い

multe 多い

plus (無変化) より多い

plurime, el/la plus 最も多い

原級比較

原級比較(同じくらい…な)は、 副詞 tanqué (…ほどに) を添えて表現します。

  • Iste liber tanqué illo libro difficil. この本はあの本くらい難解だ。

副詞の比較

副詞は、形容詞のような比較級・最上級の形をもちません。 比較を表す副詞 mais 「よりいっそう…」、最上を表す副詞 plurimo 「最も…」 を添えることで表現します。

  • Ante me heri mais rapidamente currer volo. 昨日の自分よりも速く走りたい。

  • Hoc-quí cantat mais bene vincet. 最もうまく歌う者が勝ちだ。

場所・空間の表現

ad, in などの基本的な前置詞で具体的な場所・空間を表現する他に、 以下のような慣用的な表現があります。

  • equi ここで、ここに

    • Mane equi. ここで待ってて。

    • Equi noster casa construemos. ここに私たちの家を建てよう。

    • Equi nulla securitas est. ここは危険です。

  • ibi そこで、そこに

    • Tu, ibi qué-hoc facendo stas. お前、そこで何してる。

    • Ibi un Benz est. あそこにベンツが停まっていますね。

    • Ibi quasi in un somnio steti. そこはまるで夢の中だった。

  • ubi どこで、どこに

    • Ubi se vederamos? どこで会いましょうか?

  • alicubi あるところで、あるところに、どこかに

    • Mie clavis alicubi in mie casaè ella debet. 鍵は家のどこかにあるはずだ。

  • ubique どこでも、どこにでも(譲歩節は接続法)

    • Ubique Deus est. 神は遍在する。

    • Il ubique dormir posset. あいつはどこでも寝られるんだ。

    • Hoc porta ubique installata habilis est, nos ubique ducet. このドアはどこでも設置できて、どこにでも導いてくれます。

    • Ubique escappes, aliquomodo te arresto. どこへ逃げようと、どんな手を使ってでもお前を捕まえる。

時間の表現

ad, in などの基本的な前置詞で具体的な時間を表現する他に、 以下のような慣用的な表現があります。

  • quando いつ

    • Quando lo faces? Hora! いつやるの?今でしょ!

  • alora そのとき、すると、そしたら

    • Alora tu qué-hoc fecis? それできみはどうしたんだ?

  • hora 今、今しがた、ついさっき

    • El tramen hora alla station vente est. 列車は今駅に到着した。

  • ja もう、すでに

    • El tramen ja delle statione partite est. 列車はもう駅から出発してしまった。

  • ancora まだ、未だに

    • El tramen ancora alle statione stat. 列車はまだ駅に停車している。

  • nonde まだ…ない

    • El tramen nonde alla station venute est. 列車はまだ駅に到着していない。

  • aliquando あるとき、いつか

    • Aliquando a Roma visitar volo. いつかローマを訪れてみたい。

  • interde ときどき、たまに

    • El mie cotte interde nihil videt. うちの猫はたまに虚空を見ている。

  • semper いつも、ずっと、常に、いつまでも、永遠に

    • Semper te amo. ずっと君が好き。

    • El prandie semper manco. 朝食はいつも抜きます。

  • unque いつでも、どんな時でも

    • Unque la spes tene. どんな時でも希望を持ち続けよ。

  • quandoque いつでも(譲歩節は接続法)

    • Bene, quandoque vader posso. OK、いつでもいけます。

    • Quandoque la visita se occupat. 彼女はいつ訪ねても忙しそうにしている。

  • saèpe しばしば、頻繁に

    • Per magno nive gli treni saèpe obstructi sont. 大雪のせいで列車がよく止まる。

  • denique, tande ついに、やっと、ようやく

    • Nelle magnaè nive, denique pro la station prossima el tramen partite est. 大雪の中、列車はようやく次の駅へ向けて発車した。

  • in principio, a principio, al primo まず、第一に、はじめに

    • Al primo te lava a tue mano. まず手を洗ってください。

  • raramente まれに

    • El corve blanqué raramente nate est. 白いカラスがまれに生まれる。

    • Raramente frequentat. まれによくある。

  • vix ほどんど…ない、まれにしか…ない

    • Ella nel schola vix venta est, dunque la vix cognosco. 彼女は学校にほとんど来ないので、彼女のことはほとんど知らない。

  • haude まったく…ない

    • Ella nel schola haude venta est, dunque la haude cognosco. 彼女は学校にまったく来ないので、彼女のことはまったく知らない。

年・月・日・時・分・秒の表現

時間

時間(間隔)は数詞で表現します。 量をもつので、2単位以上となる場合は複数形になることに注意してください。

  • 1 anne et 11 mensi 1年11ヶ月

時刻

時刻(いわゆるタイムスタンプ)は序数詞で表現します。 瞬間の位置をいうので、 ゼロからの距離が2単位以上であっても複数形でいうわけではないことに注意してください。 表記は YYYY-MM-DD hh:mm:ss の形式で、時間は24時間式です。

  • 2024-12-29 22:08:54 (2024me anne, 12me mens, 29me dia, 22me hora, 8me minute, et 54me secunde) 2024年12月29日22時8分54秒

相対的な時点

現在を基準とした絶対—​相対表現 (昨日〜今日〜明日 etc.) は、 基準時を « hoc … »、 基準時より前を « ultime … »、 基準時より後を « proxime … » または « secunde … » で表します。

ある時点を基準とした相対—​相対表現 (前日〜当日〜翌日 etc.) は、 基準時を « ille … »、 基準時より前を « praèvie … »、 基準時より後を « poster … » で表します。

  • Al ultimo anno mie mater ho mortua, et a postro die ella in mie somnio vidit. 昨年母を亡くしたが、その翌日に彼女が夢の中に出てきた。

  • In secundo anno plures picturaè pinga. 来年は絵をもっとたくさん描けますように。

  • A tre minuti postri aperirlo posset. 三分後に開けてよい。

今日 hodie, 明日 cras, 昨日 heri

今日・昨日・明日は、慣用的な副詞 hodie, cras, heri があります。

  • Hodie a Roma vado. 今日ローマに行きます。

  • Cras a Roma vado. 明日ローマに行きます。

  • Heri a Romaè steti. 昨日ローマにいました。

これはあくまで副詞ですから、 名詞としては hoc dia, ultime dia, proxime (secunde) dia の形を使います。

  • Hoc dia qual est? 今日は何の日?

前 praè, 後 poste

基準時前後の副詞表現は、 前置詞 « praè … » 「…前に・で」, « poste … » 「…後に・で」 を使って表現することもできます。

  • Poste deca anni una bella adulta fema serò! 10年後には立派な大人の女性になるわよ!

  • Ille liber praè quinqué minuti un homo l’ha comparate. その本は5分前に一人の男が買っていかれました。

半 semi-

半分は semi- をつけます。 semisecunde, semiseptimana は形式としては存在しますが、一般に使われることはありません。

  • secunde 秒 > (semisecunde 0.5秒)

  • minute 分 > semiminute 30秒

  • hora 時間 > semihora 30分

  • dia 日 > semidia 半日

  • septimana 週 > (semiseptimana 半週)

  • mens 月 > semimens 半月

  • anne 年 > semianne 半年

暦・季節の表現

いわゆる西暦は aèra communa (共通暦) あるいは aèra christiana (キリスト暦)といいます。 電話番号のように一桁ずつ数字を読み上げます。

  • Ad 1945 (un-nove-quattro-quinqué), WW2 se finivit. 1945年に、第二次世界大戦が終わった。

月 (mens) は1月から12月まで el prime mens 第一月 …​ el deca-secunde mens 第十二月 のように言えますが、通常は次の固有名称を使います。

  • mense 月

    • Januarie (Jan.) 1月

    • Februarie (Feb.) 2月

    • Martie (Mar.) 3月

    • April (Apr.) 4月

    • Maje (Maj.) 5月

    • Junie (Jun.) 6月

    • Julie (Jul.) 7月

    • Auguste (Aug.) 8月

    • September (Sep.) 9月

    • October (Oct.) 10月

    • November (Nov.) 11月

    • December (Dec.) 12月

週 (septimana) は月曜日始まりで、月曜日から日曜日まで el prime dia 第一日 …​ el septeme dia 第七日 のように言えますが、通常は次の固有名称を使います。

  • septimana 週

    • lunedia (lun.) 月曜日

    • mardia (mar.) 火曜日

    • mercredia (mer.) 水曜日

    • jovedia (jov.) 木曜日

    • venedia (ven.) 金曜日

    • saturdia (sat.) 土曜日

    • dominica (dom.) 日曜日

四季 (quattro tempora) は春から冬まで次のように言います。

  • quattro tempora 四季

    • ver 春

    • aèsta 夏

    • otomne 秋

    • hiberne 冬

程度・数量・回数の表現

  • quote いくつの

    • Quoti panes habes manducate, memoras? いくつパンを食べたか覚えているのか?

  • aliquote いくつかの

    • A principio, hoc terra in aliquotaè partes dividet. まず、この地をいくつかの区画に分割する。

  • quotoque いくつも、いくつでも(譲歩節は接続法)

    • Quotoque bombi cadendi venent. 無数に爆弾が降ってきた。

    • Quotoque sit bene. なんぼあってもええですからね。

  • quante どのくらいの

    • Quante tempores passi est. どのくらいの時間が経っただろう。

  • aliquante ある程度の

    • Aliquante error permissi. ある程度の誤差は許容する。

  • quantoque どのくらいでも(譲歩節は接続法)

    • Ella quantoque manducet non adolescet. 彼女はどんなに食べても成長しない。

  • queme 何番目の

    • A quema linea hoc tramen veneràt? その列車は何番線に来ますか?

  • quotiens 何回の

    • Hoc tramen per un die quotientes navettaè facet? その列車は一日何往復しますか?

  • aliquotiens 数回の

    • Con aliquotienti pugni hoc mechana se levavit. 何度か叩くとその機械は動き出した。

  • quotiensque 何回でも、何度でも

    • Laputa non ruet. Quotiensque renascet. ラピュタは滅びぬ。何度でも蘇るさ。

    • Quandoque, quotiensque いつも何度でも

  • mais もっと、さらに、いっそう

    • El state boreal con verbo mais forte el austral culpavit. 北の国は南の国をいっそう強い言葉で非難した。

  • iter 再び、もう一度

    • Dico iter. Sorte. もう一度言う。出ていけ。

    • Face Roma magna iter. ローマを再び偉大にするのだ。

性質・属性の表現

  • tal そのような

    • Tal idea n’est mei. そのような意図はございません。

  • qual どのような

    • Qual color tui placet? どんな色が好き?

  • aliqual ある種の

    • Hoc verbe aliqual gens irasceràt. その言葉はある種の人々を怒らせるだろう。

方式・理由・条件・論理の表現

  • quomodo どのように、どうやって

    • Quomodo vales. いかがお過ごしかな。

    • Hoc pictura quomodo has picta? この絵はどうやって描いたんだい?

  • aliquomodo ある方法で、何らかの方法で、どうにかして、どうやってでも

    • Magna moneta aliquomodo colligar debeo. どうにかして大金を集めないといけない。

  • utique どうやっても、どうしようが、どのみち、いずれにせよ、とにかく

    • Utique ella moreràt. どのみち彼女は死ぬだろう。

    • Utique tu perdute. いずれにせよ君の負けだ。

  • perqué なぜ、どうして

    • Perqué la non tenuis. どうして彼女を引き止めなかったんだ。

    • Perqué taces? どうして黙ってるの?

  • quar なぜなら…だから

    • Quar el jur non habui. だって、私にその権利はなかったもの。

  • dunque, ergo, itaque したがって

    • Cogito, ergo soi. われ思う、ゆえに我あり。

  • pois そしたら、そうすると、それで、するやいなや

    • Aliqué-hoc fracte audite habui, pois omnis nella nox fuit. 何かの壊れる音がして、そしたら何もかもが闇に包まれた。

  • sei もし…、…ならば

    • Sei el caput est, alora tu vinquís. Sei la cauda est, alora jo vinco. 表が出れば、お前の勝ち。裏が出れば、俺の勝ち。

  • et, e[VLG] 〜と、かつ

    • A mais aglio et oleo. ニンニク・アブラマシマシで。

  • o, vel[ARC] あるいは、または

    • Disce, o discede. 学べ、さもなくば去れ。

選択の表現

  • uter どっち、どっちの

    • Uter degli capilli longuí o brevi tui placent? ロングヘアとショートヘアのどっちが好き?

    • El longué o brevis, uter capille tui placet? ロングとショート、どっちの髪が好き?

  • neuter どっちでもない

    • Neuter mei placet. どっちも好きじゃない。

  • uterque どちらでも、どちらも

    • Idens. Uterque metipse est. 同じよ。どっちも同じよ。

uter, neuter, uterque は二択(どっち)のみに使えます。 三択以上(どれ)は qué-hoc, nul, ulle を使い、 « qué-hoc (tra …) » 「(…のうちの)何」, « nul (tra …) » 「(…のうちの)何でもない」, « ulle (tra …) » 「(…のうちの)何も」 などと言います。

あいさつ・その他ひとこと表現

  • amabo, per favor お願いします、よろしければ、どうか

    • Un bicarie de vino, per favor. ワインを一杯お願いします。

  • ecce ほら

    • Ecce illa aranea magna! 見ろ、あのでっかいクモ!

  • salve(一人に対して), salvete(複数人に対して) やあ、どうも、こんにちは

    • Salvete. ― Salve maguístra! みなさんこんにちは。 ― 先生こんにちは!

  • vale(一人に対して), valete(複数人に対して) では(さようなら)、ばいばい

    • Valete. ― Vale maguístra! みなさんさようなら。 ― 先生さようなら!

  • adeo さようなら(もう会うことはないお別れ)

    • Te memorò semper. Adeo. あなたのことは一生忘れません。さようなら。

  • bonmatuta おはよう(太陽が昇っていく時間帯、4時〜8時頃)

    • Bonmatuta. Belle caèle est. おはようございます。いい天気ですね。

  • bondie こんにちは(太陽が空を大きく横切る時間帯、8時頃〜16時頃)

    • Bondie. El prandie j’has prense? こんにちは。もう昼食は召し上がりましたか?

  • bonsero こんばんは(太陽が沈んでいく時間帯、16時頃〜20時頃)

    • Bonsero. Hodie calide ebat. こんばんは。今日は暑かったですね。

  • bonnocte こんばんは(太陽が全く出ていない時間帯、20時頃〜翌4時頃)

    • Bonnocte. Ecce illa luna clara. こんばんは。見てください、あの明るい月。

  • veramente 本当に、実に

    • Veramente ille sanctuarie has fracte? 本当にあの祠を壊したのか?

  • gratias ありがとう

    • Gratias mille. ありがとう、とても。

  • perdone ごめんなさい、すみません

    • Perdone, hoc merx n’est nosti. すみません、その商品はうちにはないんです。